篠原正志さん、恵美さんギターチェロコンサート

5月9日

 グランデ七瀬中町に長年、マウスオルガン吹き語りコンサートでおいでくださり、昨年末お亡くなりになられた篠原りょうさんを偲んで、りょうさんの弟さんでギタリストの篠原正志さん、そして奥様でチェリストの恵美さんご夫妻にお越しいただき、追悼コンサートを行いました。お二人のコンサートは昨年の11月に続いて2回目です。😊

りょうさんのお写真に見守られ、そしてりょうさんの形見の衣装を身に着けての演奏でした。

1993 1986

 

1990 1989

 

曲目♪

アメイジンググレイス  G線上のアリア 虹の彼方に 星に願いを 

エストレリータ、タンゴ(ギターソロ)

ベサメムーチョ  追憶   

見上げてごらん夜の星を  百万本のバラ  ふるさと

りょうさんがたびたびマウスオルガンで演奏してくださった、アメイジンググレイスや百万本のバラなどおなじみの曲、そして「ふるさと」では歌詞を口ずさむと、りょうさんの佇まいが思い出され、涙がでてきました。

またギターソロのタンゴでは、思わず踊りだしたくなるような軽快さで、あまり体調のすぐれなかったという方は、音楽をきいて元気になったと後で話してくださいました。

1992追加 1988追加

曲目によっては、メロディーラインを交代しながら、チェロの穏やかで豊かな音色と、ギターの指先から奏でる繊細な音色のアンサンブルに、皆さん身動き一つせず聴き入っていらっしゃいました。

「きっと兄(りょうさん)も遠い虹の彼方からこのコンサートを見守ってくれていることだと思います」という恵美さんの言葉に、胸が熱くなりました。

そして、アンコールは2曲。 ♪上を向いて歩こう ラ・クンパルシータ

りょうさんは、悲しくつらいことも、あるがままに受け入れて、「生かされていること」の大切な意味を吹き語りを通じて教えてくださいました。もう、あのマウスオルガンを感じることはできませんが、りょうさんは正志さんと恵美さんとのご縁を結んでいってくださいました。

今日改めて、音楽は人と人とをつないでくれて、人に寄り添ってくれるものだと感じました。きっと天国で、りょうさんも今日のコンサートを一緒に楽しんでくれたと思います。

正志さん、恵美さん、息のあった楽しい幸せな時間をありがとうございました。勇気と元気をいただきました。

そして、天国のりょうさん、素晴らしいご縁をありがとうございました。

風薫る五月、新緑に囲まれながら清々しい午後のひとときでした。